闇への転換 2


〜 謎の生命体ビースト  ビーストレーンの館 〜


「こいつがあの忌々しいジャスティーフォースの一人なの  よくもまぁ…」
「Β ホントに捕まえてきたんだ〜」
「フン… 正体を掴んでしまえば簡単なことさ」

ビーストレーンΒと色違いの赤と白のメイクに
ボディースーツ、グローブ、ブーツを着けた女たちが
真っ白な部屋の中央に設置された分娩台のようなベッドの上に
裸で拘束されている柊サツキを見下ろしていた。

「それでさぁ〜 ホントにあたしたちの仲間になるの〜
  こいつも頭クルクルの失敗作になるんじゃないの〜」
「そのときはトレーナーにするだけさ」

Βと白のボディースーツを纏ったビーストレーンΓが話をしていると
赤いボディースーツのビーストレーンΑがサツキの体を調べるかのように撫で回していた。

「ン… ンン……」

拘束された体を微かによじり、サツキがゆっくりと眼を開く。

「気がついたみたいね…」
「あなたたちは!!」

見覚えのある顔ぶれにサツキの体が反応し、拘束された手足に力を込めて起き上がろうとする。

「ムダよ」
「…でも、拘束してるってことは殺す気はないってことかしら」
「察しがいいな、そのとおりさ」

口元をつり上げて微笑むΒ。

「Β この女、わたしに任せてくれない?」

舐めるようにサツキをみているΑにΓがニヤニヤしながら

「キャハ… Αのタイプだよね〜 キャハハハハハハハ…」
「フフ… そう言うと思ったよ。 好きにおしよ」

そう言い残すとΒは扉に向かって歩き出した。

「ありがとう Β  この女なら上手くいきそうな気がするのよ クスクス…」
「な、なによ…  私に何をするつもりなの…」
「キャハハハ… アンタはね〜 あたしたちの仲間になるんだよね〜 キャハ… キャハハハ…」

笑いながらΒのあとを追うようにΓが部屋を出てゆく。

「私があなたたちの仲間になる?
  冗談でしょう、ビーストにされるくらいなら死んだ方がマシよ!」
「クスクス… そう思うのも今だけよ…
  すぐに身も心もビーストとして、わたしたちと一緒に働けるように改造してあげるわ」
「ふざけなムグッ…」

傍らの台に乗せてあった小瓶の中の液体を口に含んだΑが
サツキの唇に自分の唇を重ね合わせ、彼女の口に含んだ液体を流し込んだ。
Αの咄嗟の行動に驚いたサツキはそれを少し飲んしまったがその大半を吐き出した。

「ゲホッ…ゲホッゲホッ…… 何を飲ませたの!」
「あなたの心と体をほぐす薬よ。 少しでも飲めば…  クスクス…もう効いてきたみたいね」
「…ア…アァ……カラダが…」

潤んだ瞳でΑを睨み続けようとするが、目線が泳ぎ焦点が合わなくなりサツキはベッドに身をまかせた。

「クスクス… いい色…  クス…ここもこんなに…」

上気したサクラ色の体に指を這わせ、サツキの乳丘の先にできた尖りをΑは指と舌先で優しく愛撫する。

「ア…ァ や…やめ…て…… ハゥ…ン…」
「いい声… クスクス…これまでの女たちとは違うわ…」
「クァァ… これまで…の…って… ヒィ…」

呼吸が乱れはじめたサツキがベッドの上でほとんど自由にならない体をよじり
Αの愛撫から逃れようとしている。

「貴女たちがビーストと一緒に葬ってきたトレーナーはね
  いま貴女にしていることをして壊れてしまった人間の女なのよ。 クスクス…」
「な、なんですっ…ハァ… そんなに強く……イッ…」

乳丘の尖りを噛まれたサツキの体がピクンと震えた。

「クスクス… イッちゃった」

足を開くように固定され、丸見えになっている陰裂をグローブをはめた指でなぞり
透明の粘液がついた指先を舐めながらサツキの虚ろな瞳を除きんだ。

「いい表情よ… これからもっとよくしてあげるわ…」
「い、いや… やめて……」

思考も麻痺しはじめたサツキは何も出来ず、ただ怯えた顔をしている。
そんなサツキにΑは冷たく微笑んだ。



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